ジビエ料理のレシピ紹介

猪のがんもと治部煮の炊合わせ

私は千葉の山の中で料理人 農家 ハンターをしています 
農家としては畑 竹藪 を荒され困っています 猪の数を減らしたい
ハンターとしては山の中で生活してるので獲物がいつも目の前を歩いています
獲物に敬意をはらい そして命を頂くこと 
料理人としては こんな美味しい食材を 皆に食べさせたい 
私は 有害駆除で沢山の猪が捨てられているのをこの目で見てきました 
こんな美味しい食材 命 を粗末にするのは罰当たり
そんな思いからこのコンテストに応募しました。

料理の方は 日本人になじみ深い和食です 
お肉をカッツり食べて消費量を増やすのも良いのですがまだ「イノシシ」と聞くだけで抵抗のある方が多いのでそんなジビエ初心者のために まずは あまり抵抗のない準主役的な煮物メニーで なおかつ焼きに最適なお肉 煮物に最適なお肉骨も使い 肉の部位ごとの消費の安定を考えました。

-ポイント-
・治部煮はロースだけではなくてバラなど焼くのに適したお肉に変更できる
・煮るお肉もスネやスジ クズなどに変更してロスがなく使える
・お豆腐 地元特産ひじきイノシシ肉で高タンパク 低カロリー
 栄養価も高く ヘルシー
・加賀料理の伝統的なジビエ調理 治部煮をアレンジしました
・イノシシの大好物タケノコを使うことで料理にストリーを付ける
・あえてお肉感のあまりない料理を食べてもらい でもしっかり
肉感も出し ジビエを知ってもらう足がかりな料理にしました
・煮物にすることで料理提供の時間も短縮できオペレイションもスムーズになる

材料・分量(4人分)

材料 分量
猪モモ 100g
猪ロース 200g
猪ガラ 1kg
木綿豆腐 半丁(175g)
(A) 砂糖 0.37g(小さじ1/8)
(A) 塩 0.75g(小さじ1/8)
(A) うすくち醤油 5ml
20g
ひじき(水で戻したもの) 5g
半分
山芋 50g
人参 40g
甘唐(季節に応じて、緑色の野菜) 4本
揚げ油 適量
鰹だし 150ml
香味野菜 適量
(B) 砂糖 18g(大さじ2)
(B) みりん 40ml
(B) 薄口醤油 45ml
片栗粉 適量
(C) 砂糖 9g(大さじ1)
(C) 濃口醤油 20ml
(C) みりん 20ml
水溶き葛 適量
ゆず 適量

作り方

  1. ガラをオーブンで焼き香味野菜と煮込みスープを作る

  2. モモをサイの目に切りフライパンで焼いてスープと一緒に煮込む

  3. 豆腐の水気を良く切りすり下ろした山芋、卵、調味料Aをフードプロセッサーにかけアンを作る

  4. アンをサイの目に切った筍 戻したヒジキと混ぜる

  5. モモ肉を取り出し冷まし アンに包み170度の油で10分揚げてがんもを作る

  6. 油抜きをして猪スープの合わせだし汁に調味料Bを入れ味付けをする

  7. 猪ロースを一口大に切り筋切りして 片栗粉をまぶしラップではさみ叩いて伸ばす

  8. フライパンに油を引き しっかり焼いて調味料Cを入れ治部煮にする

  9. ガンモの煮汁に葛を入れてとろみを付け 盛り付け

  10. 治部煮 茹でた人参、甘唐、ゆずを盛り付ける

  11. お肉には しっかり火を通してあるのでレア生は絶対無いです