~ジビエカー~ 食肉利活用に向けた“切り札” 「ジビエカー(移動式解体処理車)」は日本ジビエ振興協会、長野トヨタ自動車(株)が共同開発した野生獣を現地で※1次処理する事のできる特装車です。 捕獲現場付近まで駆けつけてから止め刺しを行い、直ちに処理を行うことが出来るので、肉の劣化を抑えることができ、また、近隣に獣肉処理施設のない地域や運搬の手間かかる地域などでのこれまで廃棄されていた鹿、猪の利活用率向上が期待されます。 2015年に計画がスタートし、2016年7月末に完成。同年8月から実運用に向けた実証実験を行いました。 最大の特徴は、車内で1次処理(内蔵摘出~剥皮~解体)を衛生的に行うことができる点です。捕獲された地点へ近接し、素早い処理をすることが可能なため、より良質な食肉利用が可能になると期待されています。また、運搬の手間・時間を軽減できるために、廃棄率を低減・利用率の向上にも繋がります。このような効率的な捕獲・利活用のサイクルを回し、有害鳥獣駆除が“ビジネス”として成立するようになれば、自然保護、農林業保護が人間の生活を支える“エコシステム”が成立するに違いありません。 ※1次処理(洗浄・剥皮・内臓摘出) [スペック] トヨタ ダイナ ...
2016年度実証実験 2016年度は長野県、宮崎県、福岡県、鳥取県、愛知県、大分県での実証調査を行いました。 実施に当たっては、(1)当該県の保健所の許可 (2)現地事業者のみなさまのご協力が必須となります。 実証調査では、種々のデータを渉猟するとともに、それぞれのエリアごとにテーマを設定し、移動式解体処理車運用の効果測定、運用メソッドの確立などを目指します。実証実験を重ねることで車両・設備の精度を高め、より効果的な車へと仕上げていきます。 2017年度には、2016年度の実証結果をもとに、より衛生的で効率的な運用方法を確立するための実証調査をはじめとして、ジビエカーを用いた衛生的な解体手順や運用マニュアルの作成に取り組む予定となっております。
導入・購入は平成29年度より ジビエカー(移動式解体処理車)は、平成28年度に第1号車を使っての実証実験を行いました。この実証実験の結果を受けて、平成29年度に運用マニュアル作成等を行っていくことになっております。 ■購入希望者・団体・自治体様 ジビエカーご購入については下記長野トヨタまでお問い合わせください。 また、導入されるにあたり、都道府県の食品衛生条例に沿って食肉処理業や食肉販売業の営業許可を得る必要があります。取り扱いは都道府県により異なりますので、導入を計画される段階で、都道府県の衛生部局や保健所にご相談ください。 _____________________ 長野トヨタ自動車株式会社 法人営業部 〒380-8509 長野県長野市南石堂町1326-1 TEL ...