日本ジビエサミット

第4回日本ジビエサミットin鹿児島《終了》

開催主旨

平成28年12月鳥獣被害防止特別措置法改正法案が改正され、目的規定に捕獲した鳥獣の食品としての利用等について明記されたこと、また利活用促進に向けたトレサビリティシステムの確立、捕獲から加工までの技術普及や人材育成なども条文に加えられました。これにより、ジビエ振興に向けて日本全体が大きく動き始めました。第4回を迎える日本ジビエサミットでは全国統一規格や捕獲・解体・加工・流通・販売の優良事例を多くご紹介するとともに、ジビエを通した地方創生への新たなヒントをご提案します。

開催概要

タイトル
第4回日本ジビエサミットin鹿児島
テーマ
ジビエが動く、観光も動く『はじまる!国産ジビエの本格流通』
会  期
平成30年1月25日(木)~27日(土) 3日間(現地視察1日、講演・セミナー2日)
会  場
かごしま県民交流センター 〒892-0816 鹿児島市山下町14-50 (地図
大ホール 中ホール 大研修室1 中研修室1・2 調理講習室
主  催
一般社団法人日本ジビエ振興協会
共  催
鹿児島県
後  援
内閣府、農林水産省、厚生労働省、環境省、観光庁、在日フランス大使館
全国農業協同組合中央会、全国農業協同組合連合会、(一社)日本フードサービス協会
協  力
 特定非営利活動法人日本エコツーリズム協会(JES)
参加費
視察体験 5,000円~8,000円 セミナー・講習5,000円 別途材料費等あり
情報交換会 9,000円(城山観光ホテル 150名)
【ジビエサミット参加を
ご検討中の皆様】
農林水産省の鳥獣被害対策の事業に携わる実施体の方や、都道府県、
市町村の関連部署にお勤めの方はジビエサミットへの参加費や交通費について、
農林水産省の鳥獣害防止総合対策交付金をご利用いただける場合がございます。
詳細について、市町村にご所属の方は都道府県の関連部署へ、都道府県に
ご所属の方は地方農政局へお問い合わせください。

日本ジビエサミット参加申込

視察体験プログラム

食肉処理施設視察 『施設設計・運営ルール・スタッフ教育等の視点から実務講習』

会  場
阿久根市 いかくら阿久根(施設視察90分 ジビエ交流会60分)
ポイント
施設設備選定のポイントや運営管理のポイントを交えて解説
施設視察終了後移動して現地飲食店を視察兼交流会
講  師
牧尾 正恒氏  (一社)いかくら阿久根 会長
スケジュール
1/25(木)1回実施
集合解散 JR川内駅 集合10:30-15:30解散
食肉処理施設視察11:30~13:00 ジビエ交流会(昼食)14:00~15:00
定  員
1回30名 中型バス1台
参加費
8,000円(昼食含む 税込)

狩猟エコツアー体験(仮) 『エコツアー体験を通して観光資源としてのジビエの可能性を学ぶ』

会  場
出水市内
ポイント
ジビエをテーマにしたエコツアーの組立方を実地講習する
狩猟・ジビエをフックにした新たな観光メニューの立案のポイントを伝授します。
講  師
松本 毅氏 NPO法人日本エコツーリズム協会(JES) ガイド部会長
         屋久島観光協会 会長
スケジュール
1/25(木)1回実施
集合解散 JR川内駅 集合10:00-17:00解散
定  員
1回25名 小型バス1台
参加費
8,000円(昼食含む 税込)
※一部内容が変更となる可能性がございます。

ジビエ料理講習会 『素材の魅力を引き出す料理講習』

会  場
ホシザキ南九(株)本社 テストキッチン
※現地集合 〒890-0056 鹿児島県鹿児島市下荒田4-41-11
ポイント
安全安心を担保しつつジビエ肉の魅力を最大限に生かす料理のポイントを学習
講  師
藤木 徳彦  (一社)日本ジビエ振興協会 代表理事
スケジュール
1/25(木)1回実施
集合解散 ホシザキ南九(株)本社 集合13:30-15:00解散
定  員
35名
参加費
5,000円(税込み)

特別プログラム

『鳥獣食肉利活用推進議員連盟挨拶』

日  時
1/27(金) 10:45~11:00
議  員
石破 茂氏:鳥獣食肉利活用推進議員連盟会長
小里 泰弘氏:鳥獣食肉利活用推進議員連盟幹事長
会  場
中ホール〔RoomA〕にてお話しいただきます。
こちらには事前申込みなくどなたでも入場可能です。
当日お渡しするネックストラップの提示しご入場ください。
また、11:00開始予定のA-3、C-5、D-5、F-3の講演・セミナーにつきましてはご挨拶終了次第の開始とさせていただきます。
A-3 特別講演をお申し込みの方は10:45には同会場へお越しいただき、ご挨拶後そのままA-3 特別講演をお聴きください。

講演・セミナープログラム

A-1 基調講演 『九州の地域が感動を生む~ななつ星in九州~』

日  時
1/26(金) 11:00~12:30
講  師
小川聡子氏 九州旅客鉄道(株) 鉄道事業本部 クルーズトレイン本部 次長
ポイント
2013年にななつ星in九州が運行を開始して今年5周年を迎えます。
2017年には沿線の鶴翔高校が開発した缶詰「旨鹿GIBIER(うんまかジビエ)」をラウンジで提供し好評を得ています。
九州をつなぎ、地域の魅力を世界に発信するななつ星の取り組みについて、「感動」の側面から「地域」をキーワードにしてお話いただきます。

A-2 パネルディスカッション 『ジビエは地域の観光資源となるのか』

日  時
1/26(金) 14:15~15:45
パネラー
平井 純子氏 駿河大現代文化学教授 飯能市エコツーリズム推進協議会会長
細井 孝哲氏 古座川町 産業建設課
上山 康博氏 (株)百戦錬磨 代表取締役社長
モデレーター
久保田 穣 (公)日本観光振興協会 副理事長
ポイント
マーケティング視点からジビエを観光資源として活用するヒントと課題を考える美しい里山×農家民泊×ジビエで地域の新たな魅力を創造するその方法とは。

A-3 特別講演 『ジビエの安全性確保に関する厚生労働省の取組』

日  時
1/27(土) 11:00~12:00
講  師
厚生労働省
ポイント
ジビエの普及のために不可欠な安全性の確保。ガイドラインの制定から厚生労働科学研究による野生鳥獣肉の安全性確保に関する研究やHACCAP導入に向けた動きなど、ジビエの食肉利用に関する厚生労働省の取組を紹介する。

B-1 特別講演 『大きく動く日本のジビエ』

日  時
1/26(金) 12:45~13:45
講  師
農林水産省
ポイント
5月の農林水産業・地域の活力創造本部で決定した「ジビエ利用拡大に関する対応方針」等に即したジビエ関連予算の紹介や関連政策の検討状況について説明する

B-2 特別講演 『西郷どんとジビエで地域に活力』

日  時
1/26(金) 16:00~17:00
講  師
原口 泉氏 志學館大学 人間関係学部教授
ポイント
2018年は大河ドラマ『西郷どん』で明ける。豚肉料理が好きでまた、狩猟を愛した西郷どんと自然の恵みであるジビエでどう地域を元気づけるのかそのヒントを探る

B-3 セミナー 『肉質改良のポイント ジビエの血抜きの重要性』

日  時
1/27(土) 9:30~10:30
講  師
時田 昇臣氏 日本獣医生命科学大学准教授
牧尾 正恒氏 (一社)いかくら阿久根
ポイント
農林水産省H28年度鳥獣利活用推進支援事業の調査結果や成分分析、食味調査の結果を交え解説。徹底した血抜きによって改良された肉質の事例、付加価値のある食肉生産の方法を学ぶ

B-4 セミナー 『加工技術で広がるジビエの新たな可能性』

日  時
1/27(土) 12:30~13:30
講  師
小原 和仁氏 (公社)全国食肉学校 総務部部長
ポイント
加工技術を高めることでジビエの利用価値は大幅に拡大する。
ハムやソーセージなど、ジビエを加工して様々な商品化を企画する上で必要な許可や技術、収支計算など食肉加工に関する基礎知識を紹介する

C-1 セミナー 『地域が循環する食・エコツーリズム』

日  時
1/26(金) 12:45~13:45
講  師
江崎 貴久氏 海島遊民くらぶ((有)オズ) 代表取締役 海月 女将
ポイント
観光から感幸へ、地域の資産である人、自然、食を見つめ直せばそこには人の心を惹きつけて離さない魅力がある。 衰退しようとしていた地域にもう一度活力を取り戻そうとする地域循環型観光の取組には大きなヒントが隠されている

C-2及びC-6 セミナー『ジビエカー(移動式解体処理車)活用術』

日  時
1/26(金) 14:30~15:30 1/27(土) 12:30~13:30
講  師
西澤久友氏 長野トヨタ自動車株式会社
戸井口 裕貴氏 信州富士見高原ファーム
藤木 徳彦 (一社)日本ジビエ振興協会 代表理事
ポイント
ジビエカーが解決する鳥獣肉の流通課題。
ジビエカー実証調査から見えてきた活用方法のポイントや、新登場のジビエ専用ミニ保冷車の活用方法を紹介する

C-3及びC-4 セミナー 『ジビエの衛生的解体処理術』

日  時
1/26(金) 16:00~17:00 1/27(土) 9:30~10:30
講  師
森田 幸雄氏 東京家政大学教授
ポイント
厚生労働省の定める「ジビエ衛生ガイドライン」を遵守した解体処理方法を分かりやすく解説
誤った解釈により肉が汚染される危険性を詳しく解説

C-5 セミナー 『鹿の資産価値の最大化を図るために』

日  時
1/27(土) 11:00~12:00
講  師
福山 宏氏 (株)地域活性化総合研究所 主任研究員
ポイント
鳥獣被害対策である「駆除」から、鹿を一つの「資産」と捉えその価値の最大化を図っていくことで、新たな地域ビジネスの開発と首都圏からの移住促進に繋げようと取り組む、岩手県大船渡市「大船渡テレワークセンターとギークハウス三陸」の事例を紹介する

D-1 セミナー 『HACCP義務化に向けた導入ガイド』

日  時
1/26(金) 12:45~13:45
講  師
森田 幸雄氏 東京家政大学教授
ポイント
2018年法令化が予想されるHACCP導入の義務化。各地の解体処理施設も対象となる義務化の前から準備することで混乱を避け、施設の衛生管理レベルの向上を目指す

D-2 セミナー 『食肉処理加工施設の衛生基準と設計・設備選定のポイント』

日  時
1/26(金) 14:30~15:30
講  師
森田 幸雄氏 東京家政大学教授
ポイント
食肉処理加工施設の設計における衛生管理基準と設備機器選定のポイントを解説
作業動線の考え方、衛生管理を考慮した空間設計の理想形を提示
移動式解体処理車の導入を考慮した設計等

D-3及びE-4 セミナー 『ジビエにおける細菌・ウイルス感染リスクと対処法』※2回開催

日  時
1/26(金) 16:00~17:00 1/27(土) 12:30~13:30
講  師
壁谷 英則氏 日本大学生物資源科学部 獣医学科 准教授
ポイント
野生獣の保有する細菌等の人畜共通感染症の知識と食肉汚染のリスク及び感染防止策を解説

D-4 セミナー 『ジビエの骨が宝に変わる』

日  時
1/27(土) 9:30~10:30
講  師
落合 弘忠氏 (一社)日本ラーメン協会 理事
           (株)アルジェント 代表取締役 豚そば ぎんや 店主
ポイント
コストをかけて廃棄していた「骨」はラーメン業界では価値ある材料。ジビエの骨がラーメン業界の新たな高付加価値商品を生む。 ジビエの骨スープの成分分析の結果や実際にラーメン店で提供された「ジビエラーメン」の反響も交え、骨活用の可能性を探る

D-5 セミナー 『イオン九州グループの挑戦』

日  時
1/27(土) 11:00~12:00
講  師
中村 一博氏 マックスバリュ九州株式会社 商品本部 九州商品開発部
ポイント
イオングループがジビエ肉を扱う意義とは? 
量販店大手としてジビエ肉を販売するにあたって障壁となった点とどの様に乗り越えてきたか、ジビエを流通する上での課題の解決策を探る

E-1 セミナー 『ジビエビジネスとマーケティング』

日  時
1/26(金) 12:45~13:45
講  師
伊藤 匡美氏 東京国際大学教授
ポイント
ジビエビジネスを成功に導くマーケティングのあり方。ストーリー・付加価値・共創の重要性を中心に論じる

E-2 セミナー 『北の大地が育む森のめぐみ~エゾシカ~』

日  時
1/26(金) 16:00~17:00
講  師
黒田 尚子氏 北海道環境生活部環境局エゾシカ対策課 主幹
ポイント
いち早くジビエに取り組んだ北海道。エゾ鹿のブランド化にも力を入れている自治体の先進事例に学ぶ

E-3 セミナー 『地銀と連携してジビエ振興 HACCP取得~信頼の品質で販路拡大』

日  時
1/27(土) 9:30~10:30
講  師
塗師木 太一氏 鳥取県商工労働部兼農林水産部市場開拓局食のみやこ推進課 課長
北村 裕司氏 鳥取県商工労働部兼農林水産部市場開拓局食のみやこ推進課 係長
須田 耕平氏 株式会社鳥取銀行 ふるさと振興本部 地方創生グループ 副調査役
河戸 建樹氏 わかさ29工房 施設管理責任者
ポイント
HACCPの導入義務化の前にいち早くHACCP認定を受けた「わかさ29工房」
導入には地方銀行との密接な連携があった。
多くの有名シェフからの引き合い、「ボキューズ・ドール2019日本代表選考」決勝戦のテーマ食材に選ばれるまでとなった理由

F-1及びF-3 料理セミナー 『国産ジビエの魅力を引き出すレシピの考え方』 ※2回開催

日  時
1/26(金) 14:30~15:30  1/27(土) 11:00~12:00
講  師
中田  淑一氏 辻調理師専門学校 西洋料理
朝代谷 和徳氏 辻調理師専門学校 日本料理
ポイント
ジビエを取り巻く現状から、その特徴に至るまでの情報を提供、ジビエ料理のレシピを考える上でのヒントをお伝えします。 ジビエ取扱いの基礎知識や意外な使い方も紹介。 基本を押さえ、ジビエの特徴を生かしたメニューの考え方を学ぶ

F-2及びF-4 料理セミナー 『国産ジビエの魅力を引き出す調理法』 ※2回開催

日  時
1/26(金) 16:00~17:00  1/27(土) 12:30~13:30
講  師
中田  淑一氏 辻調理師専門学校 西洋料理
朝代谷 和徳氏 辻調理師専門学校 日本料理
ポイント
大自然からの贈り物「国産ジビエ」の持つ魅力を最大限に引き出す調理法を伝授。
ジビエの肉質の特徴を知り、適した加熱調理方法や調味について考察する。
西洋料理と日本料理ふたつの手法で、ジビエの特徴を生かした調理をデモンストレーションで紹介。試食もあり

その他のプログラム

ワークショップ 『鹿革ワークショップ』 展示ロビーにて随時実施

日  時
1/26(金) 11:00~17:00 1/27(土) 9:30~13:00
講  師
長田 富士子氏 CRAFT WORKS ER 代表
ポイント
ジビエ(鹿)の皮を利用して革細工に挑戦するワークショップ。
柔らかな手触りを生かしたグッズ作りを体験する
材料費 2,000円 (実費 税込み)
会期中に参加される他のセミナーと組み合わせていただき、お好きな時間帯にご参加いただけます。
作業時間の目安は30分~60分ほどです。
※写真はイメージです。当日は異なる色に染色したものをご用意いたします。

車両展示 『新型ジビエカー』 県民交流センター エントランス前に展示

日  時
1/26(金) 11:00~17:00  1/27(土) 9:30~13:00
対  応
長野トヨタ自動車株式会社
一般社団法人日本ジビエ振興協会
ポイント
車両内部や設備についてのお問い合わせに対応します

企業展示 県民交流センター 大ホールAにて展示

日  時
1/26(金) 11:00~17:00  1/27(土) 9:30~13:00
出展企業
①株式会社NTTPCコミュニケーション
②株式会社J-mobile
③本坊酒造株式会社
④株式会社フォレストシー
⑤ホシザキ株式会社
⑥攝津製油株式会社
⑦今枝メリヤス株式会社
⑧株式会社イシダ
⑨一般社団法人地域総研
⑩six-clothing
⑪富士通株式会社
⑫鹿児島県
⑬一般社団法人日本ジビエ振興協会
展示内容
①鳥獣わな監視装置「みまわり楽太郎」
②山間部でも使用可能な無線機のデモ展示
③地元鹿児島で醸造されるお酒とジビエのマリアージュ ※試飲・試食がございます。
④独自の通信技術を使ったシカ、イノシシわな用の通知システム
⑤電解水生成装置、製氷機、ブラストチラー、真空包装機
⑥食品製造環境、設備、機械・器具向け除菌洗浄剤およびアルコール製剤
⑦枝肉包装用メリヤス袋「ミートラッパー」
⑧金属検出器
⑨再生可能エネルギーと蓄電コントローラー及びレーザーユニットによる野生生物忌避装置「クルナレーザー」
⑩ジビエの革製品
⑪捕獲~搬送~処理加工までのトレーサビリティシステムなどのデモ展示
⑫鹿児島内外から集まったジビエの加工品・皮革製品の展示
⑬ジビエの加工品、ドローン、ジビエカー、安定型次亜塩素酸ナトリウムを使用した食品にも使用可能な除菌剤「ピーズガード」

情報交換会 『川上~川下、行政-民間の立場を超えた連携の場』

日  時
1/26(金)
受付18:00~
開宴18:30~20:30
会場準備の都合で開始時間を18:30に変更とさせていただきます。スケジュール変更となり大変申し訳ございませんが何卒ご了承の程をお願い申し上げます。
会  場
城山観光ホテル アメジストホール鳳凰
http://www.shiroyama-g.co.jp/
定  員
150名
参加費
9,000円(税込み)
ポイント
全国のジビエ振興関係者が一同に会する場です。業種を超えた交流がジビエの明日を展望。
行政・民間・個人・企業・捕獲・調理・販売、相互の理解から次のジビエの一歩が生まれます。
現地集合
※かごしま県民交流センターから城山観光ホテルへは、タクシー等での移動をお勧めいたします。