
日本ジビエ振興協会のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
私たちが協会を設立した当初、日本のジビエが抱える大きな課題は、「どう利活用するか」でした。
捕獲された野生鳥獣を安全・安心に食として活用すること。そのために衛生管理の向上、解体処理施設の整備、人材育成、流通体制の構築など、多くの関係者の皆さまとともに歩んできました。
その積み重ねにより、日本のジビエは着実に前進してきたと感じています。
私自身も料理人として、長年ジビエの美味しさを追求してきました。
最高の一皿を届けること。それは料理人としての使命であり、今でもその想いは変わりません。
しかし、多くの地域と出会い、現場でさまざまな課題に向き合う中で、一つの確信を持つようになりました。
ジビエの本当の価値は、美味しさだけでは語り尽くせない。
そこには、自然との共生、命をいただく文化、狩猟の営み、地域の歴史や風土、人と人とのつながりなど、その土地だからこそ育まれてきた多くの価値があります。
こうした価値を結びつけ、地域全体の魅力へと育てていく考え方が、私たちの掲げる**「GIBIER de 地方創生」、そして「ジビエ振興2.0」**です。
私たちが目指しているのは、ジビエをただ消費することではありません。
ジビエを通じて地域を輝かせることです。
そして、その主役は協会ではありません。
地域を知り、地域を守り、地域で暮らす皆さま一人ひとりです。
私たちは答えを持って地域へ行くのではなく、それぞれの地域が持つ魅力や可能性をともに見つけ、形にしていく伴走者でありたいと考えています。
そして地域の皆さまと力を合わせ、それぞれの地域だからこそ実現できるジビエ振興を支えてまいります。
社会は変化し続けます。
だからこそ、私たちも変わり続けなければなりません。
ジビエを「利活用する」という発想から、ジビエを通じて地域の未来を創るという発想へ。
それが私たちの考える「ジビエ振興2.0」です。
一つひとつの地域が輝けば、日本はもっと豊かになる。
その未来を、全国の皆さまとともに創っていきたいと思います。
今後とも、ご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人日本ジビエ振興協会
代表理事 藤木徳彦