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2月8日 西会津町第36回雪まつりでジビエ試食提供 処理施設計画前から拡がる「GIBIER de 地方創生」活動

2026年02月12日

2月8日(日)福島県西会津町で開催された第36回雪まつりにおいて、町として初めてとなるジビエ料理の試食提供が行われました。来場者へのアンケートによる住民意向調査を実施され、提供された料理の試食と関係者との交流を深めてまいりました。

西会津町は「GIBIER de 地方創生」を掲げ、昨年から福島県、町、民間事業者、そして町民が一体となったジビエ利活用検討会を重ねています。今回の試食提供は、その検討会に参加している飲食事業者の皆さんが担当。当協会が検討会の中で開催したセミナーを受講されたメンバーが、それぞれの技術と感性を生かして仕上げた料理が並びました。

提供されたメニューは、牡丹鍋、鹿肉のミートソース、鹿肉と豚肉の合挽きハンバーグ、鹿肉のしぐれ煮、鹿肉カレーの5品。初めてジビエを扱う事業者だったにもかかわらず、いずれも味の完成度が高く、来場者からは好意的な反応が寄せられました。ジビエならではの旨味を生かしつつ、丁寧に仕上げられた各品には、事業者の方々の真摯な味の探求が感じられました。

西会津町にはまだジビエの処理施設が整備されていません。今回使用されたジビエは熊本県産の猪肉と長野県産の鹿肉でした。処理施設の完成を待たず、町民参加でジビエ振興の機運を醸成し、実際の提供にまで踏み出している活動は、地方創生の取り組みとして注目に値します。

全国では、処理施設の建設が先行し、その後に利活用の出口を模索するという流れになるケースが少なくありません。しかし西会津町では、まず地域の人々がジビエに触れ、学び、調理し、食べるという体験を積み重ねることで、施設整備後の活用ビジョンを住民自身が共有する大切なプロセスだと考えています。

今回は試食という形での提供でしたが、検討会メンバーの店舗では実際にジビエメニューがスタートしています。当協会としても、西会津町の挑戦が地方創生として結実するよう、引き続き支援と連携を続けてまいります。