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鹿児島県出水市の研修会で講演

2021年03月09日

3月5日、鹿児島県出水市で開催された「ジビエ利活用推進研修会」に、ジビエ協から講師として参加いたしました。

出水市は鶴の飛来地として知られていますが、カモなどの水鳥も多く集まり、“鳥のジビエ”でも有名。無双網での狩猟も盛んで、その数、質はつとによく知られています。逆に、カモ類による稲への被害はとても大きく、特別に許可を得た地域での狩猟も行われているのだとか。イノシシ、鹿はもちろんのこと、鳥のジビエにも注目したい自治体です。

今回の講習会は、出水市有害鳥獣捕獲対策協議会さまの主催。狩猟者の皆様を対象に、食肉利用を目的に捕獲することのメリットや、捕獲・処理上のポイントなどを解説いたしました。

講演は2題。

1つは、「ジビエ利活用のための安心安全対策」。大分県東部保健所の非常勤職員で、日本ジビエ振興協会で国産ジビエの認証委員をお務めいただいている阿部次男先生が、ジビエ利用における衛生面について講演いたしました。

もうひとつは「国産ジビエの概況と外食産業での展望について」。弊協会代表の藤木が、外食産業でのジビエ利用の拡大の状況をお話しいたしました。コロナ禍で外食産業は停滞気味で、高級食材の動きは鈍化していますが、国産ジビエ認証の拡大に伴い、公的機関、大手外食産業などが、国産ジビエの導入に動いている現状があります。

この日は、狩猟者の方々が20名弱集まり、熱心に聞き入る姿が見られました。

日本ジビエ振興協会では、ジビエ料理、捕獲処理、衛生面、利用などのテーマで講演をしております。ご希望の自治体、事業者の方はこちらよりお問い合わせください。