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ジビエ振興、「川下整備」本格化か

2022年11月19日

11月7日、先に報じた大丸有でのジビエフェアのキックオフの食事会が行われ、多くのジビエ関係者が集まり、食事をしながら、今後のジビエ振興について活発な議論を交わしました。

今回のキックオフに参集したメンバーは、流通や外食産業など、ジビエの「川下」に係る事業者の皆さん。ジビエの主戦場が、ようやく川上から川下にも遷移してきたことを感じさせる会となりました。

食事会には政治家の石破茂議員も出席。ジビエが国策化するきっかけを作り、推進してきたのが石破茂議員です。冒頭の挨拶で石破議員は、ジビエ振興今後の課題として「(消費における)質、価格の安定」という言葉を口にしています。ジビエ振興の潮目が変わりつつあることを感じさせる一幕です。

今回の事業は、ジビエのブランド化、消費拡大が目的となっており、大丸有の飲食店の参加を募るうえでは、三菱地所や「あいのり便」を企画・運営するアップクオリティにご協力をいただいています。三菱地所は「大丸有SDGs ACT5」を運営するなど、エリアを挙げてSDGs、社会貢献活動に取り組んでいるという土壌があります。アップクオリティは高速バスの空きトランクを使った地域の産物輸送という社会貢献を社業とする会社。流通・川下に係る事業者が活動に参画することは、ジビエ振興活動全般にとっても大きな意義があるといえるでしょう。この日のその他の参加者も、流通、外食産業の事業者が中心で、今後ますますジビエ消費の川下が整備させられることを感じさせました。