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11月24日、釧路市の講演にお招きいただきました

2023年01月23日

主催は釧路市地域雇用創造協議会。釧路市、釧路商工会議所等、6団体によって構成されており、厚労省の地域雇用活性化推進事業を受託し、地域における事業者の販路拡大、雇用創出、創業支援、人材育成などの事業に取り組んでいます。今回お招きいただいた「販路拡大デザインブランド力アップセミナー」もその一環で、地域資源の魅力を伝える「デザイン」「ブランド力」を学び、販売力を向上させるのが狙い。釧路市内の事業者、創業希望者が対象。この日も、15名の定員に対し、会場、オンライン合わせ20社が参加しました。

「販路拡大」「デザインブランド力」というテーマは、ジビエで言えばまさに「振興」そのものとも言えるかもしれません。講師を務めた代表理事・藤木と、事務局長・鮎澤は、ジビエ協会設立以前から、ジビエ振興に取り組み、“道”を切り拓いてきました。講演では、設立以前も含めたジビエ協の歴史=ジビエ振興の歴史を振り返る内容となりました。

一言で言えば、ジビエ振興には「道がなかった」。何をすれば良いかも分からないなか、その時々で「必要と思われることはすべてやってきた」結果として、ジビエのブランドが醸成され、販路も徐々に拡大してきた、ということです。

新規事業創発、イノベーションなどの議論で「戦略的に」という言葉が聞かれることがありますが、そもそも戦略的にできるようなものなら、すでに誰かがやっていたはずで、前例がないから、何でもやって足掻かざるを得ないのではないでしょうか。その意味で、新規事業創発、ブランド化というものは、カッコいいものではなく、泥臭いものなのかもしれません。

事務局長の鮎澤は「このテーマで講演することで、図らずも協会のこれまでを振り返ることができた」とし、何でもやったという悪戦苦闘の思い出とともに、「思い続けることで、いろいろな人に助けてもらい、道ができてきた」と、これまでを総括。また、改めて今後もジビエ振興に向けて、さまざまに活動していこうと想いを新たにしたと話しています。

参加した企業の皆さんは、建築関係やメーカー系など、直接ジビエに関わるものではありませんでしたが、講演中、大きくうなずき、聞き入ってくれました。